こんにちは! 新栄塗装工業の甲斐です。
日本では、1970年代の初頭に全国レベルで住宅戸数が世帯数を上回り、住宅の量的不足は解消されたと考えられています。そして、1970年代から始まった高度経済成長は、バブル経済へと向かっていき、90年代前半に崩壊。失われた20年へと時代はつながっていきます。
この間、社会の変化を反映したさまざまな住宅問題が起こりましたが、現在の住宅についての課題といえば、人口減少や高齢化にともなう、空き家増大の問題です。供給過剰になったオフィスビルなどについては、数年前からリノベーションが流行っています。
個人宅についても、改修を準備・検討している人が多くなっているように感じます。私は、これからの時代は、日本も住宅修繕しながら、ひとつの家に一族が長く住み続けるような文化に変わっていくべきだと考えています。同じ家に長く住み続けるためには、適切なメンテナンスが必要不可欠です。
東京ベイエリアを中心とする高層新築マンションの建設ラッシュも一段落して、来年のオリンピックが終わった後には、景気も停滞してしまうかなと、一抹の不安が頭をよぎります。
家屋の屋根・外壁は、陽射や雨露にさらされ、日々傷んでいきます。屋根はともかく、外壁に関しては自分の目で簡単に確認できるので、10年以上経った家については、たまにご自身で傷み具合をチェックしてみてはいかがでしょうか。
次回は、外壁のチェックの方法について、解説したいと思います。