こんにちは。朝晩は、だいぶ涼しくなってきましたね。外壁・屋根塗装の新栄塗装工業、甲斐です。
先日、小料理屋さんの前で打ち水しているのを見かけました。
昔は商店街などで、夕方になると店先で打ち水をする風景を見かけたものですが、現在ではほとんど見なくなりました。効果的な空調設備が普及したからですね。
打ち水は、水が蒸発するときに地面の熱を奪って涼しくなります。汗が蒸発する時に体内の熱を逃がすのと同様のしくみ、『気化熱』です。
家屋の南面に葦簀(よしず)をたてかけ、強い陽射しをさけながら風を通し、朝顔や夕顔の鉢をおいて植物の『蒸散作用』によって夕涼みをするような日本の原風景も、蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすための先人の知恵でした。
エアコンなど科学技術の普及で、人々の暮らしは間違いなく快適になりましたが、美しい日本の景色が失われていくことに少し寂しさも感じます。
ただ、こと塗料については、技術革新による新製品の性能向上は、プラス面しか思いつきません。熱対策という意味では、屋根・外壁塗料には、『断熱効果』と『遮熱効果』があるのですが、その違いをご存知でしょうか?
『断熱効果』は、正確にいうと『蓄熱』で、太陽光線による熱を塗料にためこむことで、夏は温度上昇を防ぎ、冬は温度の低下を防ぎます。『遮熱効果』は、熱を反射させて温度上昇を防ぐ効果です。
屋根・外壁塗料には、『断熱効果』の高い塗料と『遮熱効果』の高い塗料があります。『断熱効果』の高い塗料の方が価格的には高くなりますが、日々の生活面では光熱費が安くなったり、1年を通じて快適に過ごせるようになります(遮熱効果が高いと冬場は室内が寒くなりやすいため)。
ご予算などに応じて、最適解をお応えいたしますので、ぜひご相談ください。