こんにちは。外壁・屋根塗装の新栄塗装工業、甲斐です。
今回は、前回に続いて主な塗料の種類と特長を、それぞれ個別にご紹介します。
全7種類の塗料を2回に分けてとりあげます。
→【塗料の種類と特長について(その1)】:https://www.e-tosou.jp/blog/index.php?ID=57
《塗料4素材》
【1.ウレタン】:最大の特長は安価なことです。ウレタン樹脂は、建築資材など幅広い用途に使われているため生産コストが安いのだと思います。ただ、耐用性が低く、短期間での塗替えが必要になります。耐用年数は5〜7年ほどです。
【2.シリコン】:紫外線に強く、ウレタン系よりも耐用性が高い塗料です。現時点で最も広く普及している塗料です。シリコン系塗料は、さまざまな樹脂と組み合わせて改良が進められてきたため、現在は比較的安価に落ち着いています。耐用年数は10〜12年ほど。
【3.ラジカル制御型】:チョーキング現象などの塗膜劣化を防ぐ性能が高く、シリコンよりも長持ちします。その分、シリコン系よりも若干コストアップします。『ラジカル』とは『塗料を劣化させるエネルギー』のことを指します。耐用年数は、12〜15年ほどです。
【4.フッ素】:今回紹介した4塗料の中では、最高の耐候性能があります。その分価格も高いです。フッ素樹脂は艶もキレイで、科学的にも安定しているため塗膜の耐用性が高いです。フライパンのテフロン加工もフッ素樹脂加工ですね。耐用年数は、15年ほどです。
次回のこのコラムでは、今回ご紹介した4塗料よりも、さらに高性能な3種類の塗料について、ご紹介します。お楽しみに!