このたびの台風19号により、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様のご安全を心よりお祈り申し上げます。

——–

こんにちは。外壁・屋根塗装の新栄塗装工業、甲斐です。

戸建て住宅では、金属屋根材の採用が増えてきているようです。これまでにも、リフォーム時には採用されるケースは多かったようですが、新築市場でも金属屋根材が増えてきた背景には、自然災害の多さが影響していると思います。

そのメリットは、まず第一に瓦屋根などに対して、軽量なこと。台風被害で壊れる瓦屋根の映像を見れば、外観の好みを犠牲にしてもより強度の高い素材にしたいと思うのは人の心理としてわかりやすい。さらに、軽さは地震にも強いとなればなおさら人気が出てもおかしくないでしょう。

金属屋根材メーカーは、錆にも強いガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板といった鋼材も使用し、自然石粒など表面に陶器瓦と同じ焼成を施し耐久性を高めた素材を開発。リフォーム市場において施工性のみならず、長寿命、デザイン、耐震・減災など、様々な観点で積極的にアプローチしてきています。

塗装のプロとして・建物のプロとしては、単純に塗装をするための下地の状況や塗料の選定だけにとどまらず、向こう20~30年を考えて本当にお客様のため・建物のために何がベストの選択かを追求し、塗装以外の屋根の葺き替えやカバー工法などのご提案にも踏み込んでいくべきと考えています。

既存の住宅に対して、塗装によるメンテナンスで外壁や屋根の耐久性を向上させることはできますが、鋼板屋根への葺き替えやカバー工法の採用も、後々のメンテナンスコストや建物の高寿命化、耐震性や断熱性の向上など、塗装では得られない性能向上につながりますので、ご検討の一つに加えていただけたらよいのではないでしょうか。

新築から20年以上経って、外壁や屋根のメンテナンスが気になりだした時には、ぜひ外壁と屋根のプロにご相談ください。