本日は、先日着工いたしました東松山市美土里町での外装リフォーム工事 施工の様子をご紹介いたします。
今回のお客様は、11年前に外壁屋根塗装を施工させていただき、弊社では2回目の外装リフォームのご依頼となりました。再びご依頼いただきましたこと、ありがたい限りです。
今回は外壁屋根塗装はもちろんのこと、鉄骨のベランダの腐食部の補修や、雨樋の部分交換、ベランダ床の交換、軒天井の張替え工事など塗装以外の補修工事も行います。
現在の軒天井はべニア板を張り込んであります。築年数30年以上前に建築された建物には多いのですが、べニア板は簡単に言うと、薄い板を積層して接着させたミルフィーユのような構造になっており、経年劣化で接着層が剥離してきて、薄皮が剥がれてくるような感じでべニア板が傷んできます。
なので今回は、古いべニア板を全て剥がし、下地も入れ替えてケイカル板という湿気にも強いセメント系の天井材に張り替えていきます。上の写真は、古いべニアを剥がして下地を組みなおした写真。このように細かく下地材を入れていき、ケイカル板を張っていきます。
上の写真はケイカル板を張った施工後。穴が開いている板は「有孔ボード」という、屋根裏の湿気などを逃がす役目を持った板です。軒天井は、外壁などよりも湿気の影響を受けやすい場所。直接雨が当たったりはしにくい場所ですが、湿気が溜まったり・放出されたりする場所なのです。
建物の部位によって、状況に合わせて補修の仕方や使用する材料を見極めていくのも、私たちプロがやるべき仕事なのです。
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