「遮熱塗料のメリットは何だろう」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
遮熱塗料とは太陽の光を反射し室内の温度上昇を防ぐ塗料です。
今回は外壁塗装を検討中の方に向けて、遮熱効果のある塗料を使用するメリットについてご紹介します。
□遮熱塗料のメリット
*室内の温度上昇を防ぐ
1つ目は、室内の温度上昇を防げることです。
遮熱塗料は太陽光を反射する特徴があり、屋根や外壁材の熱がこもることを防ぎます。
その結果、室温の上昇の抑制につながります。
環境省の実験データによると遮熱塗料を塗布した場合は、通常よりも表面温度が約8℃~10℃下がり、室温が約2℃~3℃下がります。
遮熱塗料を塗布することで、より快適に暮らせるでしょう。
*節電、省エネにつながる
2つ目は、節電と省エネにつながることです。
遮熱塗装によって室温の上昇を抑え、エアコンの稼働量を約10パーセント~20パーセント削減できます。
電気代を考えると1年で2千円ほど費用を抑えられます。
遮熱塗料を塗布すると、冷房の使用を抑えられ、二酸化炭素の排出量も削減できるでしょう。
*建材の熱損傷を防ぐ
3つ目は、建材の熱損傷を防げることです。
建材は熱の影響によって劣化し、耐用年数が短くなることがあります。
そのため、遮熱塗料を塗布することで、熱の作用を軽減でき、熱損傷の影響を減らせます。
しかし、建材は雨、風、湿度などさまざまな外的要因によって劣化していくため、遮熱塗装によって確実に劣化が防げるというわけではありません。
建材を守る1つの手段として考えると良いでしょう。
□遮熱塗装に適している場合とは
1つ目は、品質管理に懸念点がある場合です。
遮熱塗装によって室温の上昇が抑制され、建物内の材料や商品が変形、変質するリスクを抑えられます。
工場内で危険物や温度管理が必要な商品を保管している場合は、遮熱塗装を検討すると良いでしょう。
2つ目は、金属屋根の建物の場合です。
金属は熱伝導製が高いため、金属屋根の場合、太陽熱が屋根に伝わりやすくなってしまいます。
しかし、遮熱塗料を屋根に塗布することで屋根の温度上昇を抑えられます。
特にトタン屋根や銅板の屋根の場合、効果が高まるでしょう。
□まとめ
今回は外壁塗装を検討中の方に向けて、遮熱効果のある塗料を使用するメリットについてご紹介しました。
遮熱塗料を塗布することで室内の温度上昇を防ぎ、節電、省エネにつながるだけでなく、建材の熱損傷を防げるというメリットがあります。
品質管理に懸念点がある場合や金属屋根の建物の場合は遮熱塗装に適しています。