屋根に色あせが発生すると外観が悪くなってしまい、家が古く見えてしまいます。
色あせを防ぐためには、その原因を正しく理解することが大切です。
そこで今回は、色あせの原因と色あせしにくい塗料の選び方を解説します。

□屋根塗装が色あせる原因とは?

色あせが発生する原因は大きく分けて以下の2つです。

1つ目の原因は、顔料に含まれる結合の一部が切れてしまうことです。
塗料の色の元になっている顔料は、原子の結合によって形作られています。
その原子の結びつきには強弱が存在します。
そして、結びつきの強さである結合エネルギーより強いエネルギーを受けてしまうことで、原子の結合が破壊されてしまいます。

つまり、紫外線のエネルギーが顔料に含まれている化合物の結びつきよりも強いため、結合が途切れて色あせるのです。

2つ目の原因は、他の物質に変化することです。
物質が酸素と反応する化学変化により物質が変化することで、色あせる場合もあります。

□色あせしにくい塗料の選び方について

色あせしにくい塗料を選ぶには、以下のポイントを意識しましょう。

1つ目は、耐用年数が長い塗料を選ぶことです。
塗料の劣化も色あせの原因になるため、耐用年数が長い塗料を使用すると色あせを防げます。

耐用年数が長い塗料としてあげられるのは、無機系塗料です。
この塗料は、日本の住宅で使用されることが多いシリコン塗料に比べて約2倍の耐用年数があります。
また、カビや藻などの有機物にも強いため、メンテナンスが少なく済むことも特徴的です。

2つ目は、ラジカル塗料以上の塗料を使用することです。
ラジカル塗料は、耐用年数は長いわけではありませんが、チョーキング現象に強いという特徴があります。
チョーキング現象によって顔料が浮き出ると色あせすることがあるため、ラジカル塗料を使用することで色あせを防げます。

ただし、チョーキング現象を抑えられても、塗膜自体が劣化すると効果は低くなることには注意が必要です。

3つ目は、色あせしにくい色を使用することです。
塗料は色によって劣化する速さが異なります。
例えば、白や青などの色は他の色に比べて紫外線を反射しやすいという特徴があり、色あせしにくいです。

しかし、色あせしにくい一方で汚れが目立ちやすいという特徴もあることを理解しておきましょう。

 

□まとめ

色あせが発生する原因と色あせしにくい塗料の選び方を解説しました。
解説した選び方を参考にして、色あせしにくい屋根に仕上げましょう。

弊社では、屋根塗装だけでなく外壁塗装に使い塗料も、
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