台風が発生すると、家に多くのダメージが与えられます。
その結果発生してしまうことがあるのが、雨漏りです。
雨漏りが発生すると家の中が濡れてしまうので、発生した際はすぐに対処することが求められます。
今回は、台風で雨漏りする原因や雨漏りによる被害、雨漏りの際にできる応急処置を紹介します。
□台風で雨漏りする原因とは?
ここではまず、台風によって雨漏りが発生する原因を紹介します。
1つ目は、台風そのものによる被害です。
台風が発生した際には、瓦がとんでいったり、どこかからとんできたものが外壁や屋根を壊したりすることがあります。
その結果、破損した箇所から台風の雨水が侵入して雨漏りが発生するのです。
2つ目は、経年劣化です。
外壁や屋根は、時間が経過するとともに劣化していきます。
これを経年劣化と言い、それが原因で台風が発生した際に雨漏りする場合があります。
具体的な症状としては、外壁のひび割れや屋根材の割れ、シーリングの割れなどが雨漏りにつながりやすいです。
3つ目は、施工不良です。
新築の家で雨漏りが発生した場合には、施工不良が原因で雨漏りが発生している可能性が大きいです。
よくあるケースは、窓枠や換気口などの部分において、水が内部に浸入しないようにする工事がきちんと行われていないというケースです。
施工不良が原因で雨漏りした場合には、一度施工会社に連絡してみることをおすすめします。
□雨漏りによる被害について
雨漏りが発生すると、以下のような被害が発生するため、注意が必要です。
*家へのダメージ
雨水が家の中に侵入すると、雨水が落ちた場所や浸入経路が濡れてしまいます。
そうなると、雨水が通過する経路となった家の建材も濡れてしまうため、建材が腐ってしまうのです。
建材が腐った場合、十分な強度を保てなくなって危険な状況になる可能性があるので、注意が必要になります。
家自体がダメージを受けるだけでなく、家の中にあるものも影響を受けます。
例えば電化製品や木でできた家具などが濡れてしまった場合、使い物にならなくなってしまう場合もあります。
*シロアリの発生
雨漏りが発生すると、家の内部の湿気が多くなります。
シロアリは湿気が多い場所を好むため、そのような場所はシロアリのすみかになってしまいます。
また、シロアリは建材を食べてしまうため、この場合も家の強度が弱くなってしまう危険性があるのです。
*病気を引き起こす
雨漏りが発生した結果、天井や壁に湿気がこもりカビが生えることがあります。
その結果、アレルギーや喘息などの病気を引き起こすことがあるので、注意が必要です。
一度発症するとなかなか治らないような病気もあるため、雨漏りが発生した際には早急に対処することが求められます。
□雨漏りは自分で修理できる?
ここからは、雨漏りが発生した時に活用できる応急処置を紹介します。
雨漏りが発生したけれど、すぐには修理を依頼できないという場合にご活用ください。
多くの方が行う対処法として挙げられるのが、バケツで雨漏りを防ぐ方法です。
これは、天井から雨漏りしている場合に有効です。
バケツで水を受け止めることによって、床が腐ったり家具が傷んだりすることを防げます。
ただし、バケツに水が溜まってくると水が飛び散ってしまうこともあるため、タオルやビニールシートなどを敷いておくことも忘れないようにしましょう。
また、木でできた家具や電化製品などがある場合は、雨水を吸い込まないようにタオルやビニール袋を被せることがおすすめです。
次に、窓から雨漏りしている場合は、雑巾で吸い取ると良いでしょう。
窓やサッシの隙間から水が侵入している際には、水の侵入口に雑巾やタオルを置くことで一時的に被害を減らせます。
しかし、雨漏りの量が多い場合には、すぐに雑巾が水を吸い込んでしまいます。
そのため、こまめに雑巾を絞ったり、大きい雑巾を使用したりすることをおすすめします。
雨漏りが発生している時に外出したり長時間家にいなかったりする場合は、雑巾を押し当ててガムテープで固定しておきましょう。
その上で、雑巾から垂れる水による被害をなくすために、ビニール袋を設置しておくといった工夫をする必要があります。
天井や窓からの雨漏りではないが、どこから雨漏りしているかわからない場合もあります。
その場合は、床や家具が腐るのを防ぐために、広範囲にブルーシートを敷いておきましょう。
以上が応急処置の方法になりますが、あくまで緊急の対処法ですので、雨漏りを根本的に解決する場合には専門の会社に修理を依頼することが大切です。
□まとめ
今回の記事では、台風で雨漏りする原因や雨漏りによる被害、雨漏りの際にできる応急処置を紹介しました。
台風の影響で雨漏りが発生すると、家の内部が腐って家の強度が落ちる可能性があります。
そのため、雨漏りが発生した場合には応急処置をした上で、早めに修理を依頼することを意識しましょう。