屋根の頂点に設置されている「棟板金」。
実は、この棟板金は雨漏りを防いだり、屋根材を固定するなど、家の構造を支える上で重要な役割を担っています。

この記事では、棟板金の役割や劣化症状、修理・交換の目安について詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたも棟板金の知識を深め、安心して適切なメンテナンスができるようになるでしょう。

□棟板金の役割とは

屋根の頂点に取り付けられる金属製の板である棟板金は、雨漏り防止や屋根材の固定など、重要な役割を担っています。
具体的には、以下の3つの役割があります。

 

1:雨漏り防止

棟板金は、屋根材の継ぎ目を覆うことで、雨水が浸入するのを防ぎます。
特に、屋根の傾斜が緩やかな場合や、風が強い地域では、棟板金が雨漏り防止に役立ちます。

2:屋根材の固定

棟板金は、屋根材をしっかりと固定する役割も担っています。
強風や地震などの災害時にも、屋根材が剥がれ落ちるのを防ぐ効果があります。

3:屋根の美観

棟板金は、屋根の仕上げとして、見た目の美観を向上させる役割も担っています。
近年では、さまざまなデザインの棟板金が販売されているため、住宅の外観に合わせたデザインを選ぶことができます。

□棟板金の修理・交換の目安

棟板金は、雨風や紫外線にさらされるため、経年劣化が避けられません。
適切な時期に修理や交換を行わないと、雨漏りや屋根材の剥がれなど、深刻な問題につながる可能性があります。

1:棟板金の耐用年数

棟板金の耐用年数は、素材や施工方法によって異なりますが、一般的には25年程度と言われています。
しかし、風雨にさらされる環境や、施工不良などによって、耐用年数が短くなる場合もあります。

2:劣化症状

棟板金が劣化すると、以下の様な症状が現れます。

・サビが発生する
・表面が剥がれる
・変色する
・ビスが緩む
・棟板金が浮き上がる

これらの症状が見られた場合は、早急に修理や交換を検討する必要があります。

3:修理・交換の判断

棟板金の修理・交換の判断は、専門会社に依頼するのがおすすめです。
専門会社は、屋根の状態を詳しく診断し、適切な修理・交換方法を提案してくれます。

□まとめ

この記事では、棟板金の役割、劣化症状、修理・交換の目安について解説しました。
棟板金は、屋根の構造を支える上で重要な役割を担っています。
適切な時期にメンテナンスを行うことで、雨漏りや屋根材の剥がれなどのトラブルを防ぎ、安心して住み続けられます。
棟板金の劣化症状が見られた場合は、専門会社に相談し、適切な修理・交換を行うようにしましょう。