スレート、コロニアル、カラーベスト…「屋根材って種類が多くて、結局何が違うの。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
新築やリフォームを考えている方は、屋根材選びに頭を悩ませているかもしれません。
屋根材は、建物を太陽光や雨風から守る重要な役割を担っています。
しかし、種類が多く、それぞれの特徴やメリット・デメリットが異なるため、最適な屋根材選びは難しいですよね。
この記事では、スレート、コロニアル、カラーベストの違いを分かりやすく解説していきます。
□スレートとコロニアルって何が違うの?
スレート、コロニアル、カラーベストはすべて同じ種類の屋根材を指します。
セメントに繊維質の材料を織り交ぜ、薄く成型した屋根材のことを、一般的に「スレート」と呼びます。
「コロニアル」や「カラーベスト」は、スレート屋根材のメーカー名や商品名です。
つまり、スレート、コロニアル、カラーベストはすべて同じ種類の屋根材であり、見た目や性能もほとんど変わりません。
では、スレート屋根材にはどんな特徴やメリット・デメリットがあるのでしょうか。
1:スレート屋根材の特徴
スレート屋根材は、セメントに繊維質の材料を混ぜて薄く成型した屋根材です。
そのため、軽量で耐震性に優れていることが特徴です。
また、比較的安価で施工性も高いため、多くの住宅で使用されています。
2:スレート屋根材のメリット
スレート屋根材のメリットは以下の点が挙げられます。
・価格が安い
スレート屋根材は、他の屋根材と比べて価格が安く、コストパフォーマンスに優れています。
・施工性が高い
スレート屋根材は軽量で扱いやすく、施工時間も短縮できます。
・デザインが豊富
スレート屋根材は、カラーバリエーションが豊富で、住宅の外観に合わせて選べます。
・耐震性に優れている
スレート屋根材は軽量であるため、地震などの揺れに強く、建物の耐震性を高める効果があります。
・耐火性に優れている
スレート屋根材はセメント製のため、燃えにくく、火災のリスクを低減できます。
3:スレート屋根材のデメリット
スレート屋根材のデメリットは以下の点が挙げられます。
・耐久性が低い
スレート屋根材は、他の屋根材と比べて耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要です。
・風雨に弱い
スレート屋根材は薄いため、強い風雨に弱く、破損する可能性があります。
・コケやカビが生えやすい
スレート屋根材の表面はザラザラしているため、コケやカビが生えやすく、見た目の悪化や劣化につながります。
・遮音性が低い
スレート屋根材は薄いので、雨音や風の音が響きやすく、防音対策が必要となる場合があります。
□屋根材の種類別の特徴とメリット・デメリット
スレート屋根材以外にも、さまざまな種類の屋根材があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較することで、ご自身のニーズに合った最適な屋根材を選べるでしょう。
1:瓦
瓦は、古くから日本家屋に使われている伝統的な屋根材です。
粘土を焼いて作られた瓦は、耐久性が高く、遮音性や断熱性にも優れています。
しかし、重量があるため耐震性に配慮する必要があります。
2:金属屋根
金属屋根は、ガルバリウム鋼板や銅板など、金属製の板を使用した屋根材です。
軽量で耐震性に優れ、耐久性も高いのが特徴です。
しかし、断熱性や遮音性が低い場合があるため、断熱材や遮音材を併用する必要がある場合があります。
3:アスファルトシングル
アスファルトシングルは、アスファルトを塗布したガラス繊維を、重ねて葺くタイプの屋根材です。
軽量で施工性が高く、デザインも豊富です。
しかし、耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要です。
4:その他の屋根材
その他にも、陶板や木板など、さまざまな種類の屋根材があります。
それぞれの屋根材には特徴やメリット・デメリットがあるため、ご自身のニーズに合わせて最適な屋根材を選びましょう。
□まとめ
スレート、コロニアル、カラーベストはすべて同じ種類の屋根材であり、軽量で耐震性、耐火性に優れていることが特徴です。
しかし、耐久性が低く、風雨に弱く、コケやカビが生えやすいなどのデメリットもあります。
屋根材は、建物の耐久性や安全性を左右する重要な要素です。
この記事を参考にして、ご自身のニーズに合った最適な屋根材を見つけてください。
当社は埼玉県熊谷市・行田市周辺エリアで外壁塗装を手掛けております。
ぜひ気になる箇所がございましたらお気軽にお問い合わせください。