築年数が経つと、屋根にコケが生えてくることがあります。
見た目が悪くなるだけでなく、家の構造に悪影響があるのではないかと不安に感じる方もいるかもしれません。
この記事では、屋根にコケが生える原因や放置することで起こる影響、コケの除去方法や費用、専門会社への依頼方法などを解説します。
屋根にコケが生える原因
屋根にコケが生える原因は、大きく分けて3つあります。
1:防水効果の低下
屋根の防水効果が低下すると、雨水が屋根材に浸透しやすくなります。
湿気が溜まりやすく、コケが生えやすい環境になってしまいます。
2:日当たりの悪さ
日当たりが悪い場所では、コケが生えやすいです。
コケは光合成を行うために日光が必要です。
しかし、直射日光が当たると乾燥してしまうため、日陰になることが多い北側の屋根や下屋根に生えやすいのです。
3:塗装の劣化
塗装が劣化すると、屋根材の表面がザラザラになり、コケの胞子がつきやすくなります。
また、塗装が剥がれると、防水効果が低下し、コケが生えやすい環境になります。
屋根に生えたコケを放置するとどうなる?
屋根に生えたコケを放置すると、見た目だけでなく、屋根の寿命を縮める可能性があります。
しかし、雨漏りの原因になるわけではありません。
コケは屋根材の表面に生えているだけで、屋根材自体に悪影響を及ぼすことはありません。
ただし、コケが繁殖すると、屋根材の表面が傷つきやすくなり、雨水や紫外線による劣化を早める可能性があります。
また、コケが繁殖しすぎると、屋根の重量が増加し、屋根材の破損や雨漏りの原因となる可能性も考えられます。
屋根に生えたコケは、早めに対処することをおすすめします。
コケの除去方法は、高圧洗浄や薬剤散布などがあります。
高圧洗浄は、水圧でコケを剥がす方法です。
薬剤散布は、コケを殺す薬剤を散布する方法です。
コケの除去費用は、屋根の大きさや状態によって異なります。
一般的には、高圧洗浄で1平方メートルあたり200~300円、薬剤散布で1平方メートルあたり500~1000円程度です。
自分でコケを除去する場合は、高所作業となるため、安全に十分注意してください。
また、屋根に水を使うため、滑落のリスクもあります。
安全確保が難しい場合は、専門会社に依頼することをおすすめします。
専門会社に依頼する場合、費用は会社によって異なります。
まとめ
屋根にコケが生えている場合は、放置せずに早めに対処することが大切です。
コケは見た目だけでなく、屋根の寿命を縮める可能性があります。
コケの除去方法は、高圧洗浄や薬剤散布などがあります。
自分でコケを除去する場合は、安全に十分注意してください。
安全確保が難しい場合は、専門会社に依頼することをおすすめします。