マイホームを長く大切にしたいと考えている、住まいのメンテナンスに知識を深めたいという方は、家の外壁にクラックを発見し、放置しても大丈夫なのか、どのように補修すればいいのか、費用はどれくらいかかるのか、そんな悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、外壁のクラックの幅別に適切な補修方法や費用相場を解説していきます。
□外壁のクラック放置はどうする?
外壁のクラックは、放置すると雨漏りや構造体の劣化につながる可能性があります。
クラックの幅によって適切な補修方法や費用が異なるため、適切な判断と対応が必要です。
1: 放置することによるリスク
外壁のクラックは、見た目の問題だけでなく、建物の構造や寿命に深刻な影響を与える可能性があります。
・雨漏り:クラックから雨水が侵入し、壁内部の断熱材や構造材を腐らせる可能性があります。
・構造体の劣化:雨水による腐食や鉄筋の錆びが進行し、建物の強度が低下する可能性があります。
・シロアリの侵入:クラックはシロアリの侵入経路となり、建物を深刻な被害から守れなくなります。
・資産価値の低下:外壁のクラックは、建物の劣化を象徴するものであり、資産価値を大きく下げてしまう可能性があります。
2: クラックの幅と適切な対応
外壁のクラックは、幅によって適切な補修方法が異なります。
幅0.3mm未満のクラックは、見た目の問題がなければ放置しても問題ありません。
しかし、幅が0.3mm以上になると、放置すると雨漏りなどのリスクが高まるため、当社のような専門業者に相談することをおすすめします。
□クラックの幅別に見る適切な補修方法
外壁のクラック補修には、幅によって様々な方法があります。
ここでは、一般的な3つの補修方法を解説します。
1: シール工法
シール工法は、幅0.3mm未満の小さなクラックに適した補修方法です。
クラックにシーリング材を充填することで、雨水の侵入を防ぎ、見た目を改善します。
・特徴
– 施工が簡単で、費用が比較的安い。
– DIYでも可能な場合がある。
– 耐久性は他の方法に比べて低い。
・費用相場:約2~5万円(業者依頼の場合)
2: 樹脂注入工法
樹脂注入工法は、幅0.3mm~1.0mmのクラックに適した補修方法です。
クラックに樹脂を注入することで、内部から補強し、強度を高めます。
・特徴
– シール工法よりも耐久性が高い。
– 雨水の侵入を効果的に防ぐことができる。
– DIYでは難しい。
・費用相場:約4~8万円(業者依頼の場合)
3: カットシーリング充填工法
カットシーリング充填工法は、幅1.0mm以上の大きなクラックに適した補修方法です。
クラックをU字型に切り込み、シーリング材を充填することで、強度を確保します。
・特徴
– 大規模な補修が必要となる場合が多い。
– 耐久性が高く、雨水の侵入を防ぐ効果も高い。
– DIYは非常に難しい。
・費用相場:約8~15万円(業者依頼の場合)
□まとめ
外壁のクラックは、放置すると様々なリスクが伴います。
適切な補修方法を選択し、早めの対応をすることが重要です。
・幅0.3mm未満のクラックは、シール工法でDIYでも補修可能。
・幅0.3mm~1.0mmのクラックは、樹脂注入工法がおすすめ。
・幅1.0mm以上のクラックは、カットシーリング充填工法が最も効果的。
クラックの幅や状態によって適切な補修方法が異なりますので、当社のような専門業者に相談することをおすすめします。
埼玉県熊谷市・行田市周辺エリアでクラックについてご相談がありましたら、当社までご連絡ください。