マイホームを大切に思っている方へ、屋根の構造について考えたことはありますか。

屋根は、家を雨風から守る大切な役割を担っています。
しかし、その構造やメンテナンスについて、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回は、屋根の構造の中でも、雨漏りしやすい場所として知られる「谷板金」について解説していきます。

□谷板金の役割とは?

屋根の構造上、雨水が集中しやすい「谷板金」。
実は、雨樋の役割を果たし、雨水をスムーズに排水する重要な部位なのです。

谷板金とは、屋根の2つの面が交わる部分、つまり谷状になった部分に設置される板金のことです。
屋根の形状によっては、谷板金がない場合もありますが、多くの屋根には必ずと言っていいほど存在します。

谷板金は、雨樋の役割を果たし、雨水をスムーズに排水することで、屋根材や家屋への雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。
屋根の形状や構造によって、谷板金の形状や設置方法も異なります。

□谷板金が雨漏りしやすい理由

谷板金は、雨水を集中させる構造上、雨漏りしやすい場所でもあります。

1:経年劣化による錆

谷板金は、長年雨風にさらされるため、錆びが発生しやすく、穴が開いてしまうことがあります。
錆びは、雨水の浸入経路となり、雨漏りの原因となります。
最近の谷板金は、錆びにくい素材で作られていますが、それでも経年劣化は避けられません。

2:ゴミや泥などの詰まり

谷板金は、雨水だけでなく、落ち葉やゴミなども溜まりやすい場所です。
ゴミが詰まると、排水がスムーズに行われなくなり、雨水が溢れて雨漏りが発生する可能性があります。
特に、軒樋や集水器が詰まっている場合は、谷板金に雨水が溜まりやすく、雨漏りのリスクが高まります。

3:施工不良

谷板金の施工不良も、雨漏りの原因となります。
例えば、谷板金の継ぎ目がしっかりと処理されていない場合や、防水シートが破れている場合などが考えられます。
施工不良は、雨水が谷板金内部に浸入しやすく、雨漏りが発生しやすくなります。

なお、当社は埼玉県熊谷市・行田市周辺エリアで外壁塗装を手掛けております。
雨漏りや素材にも精通しておりますので、ぜひ初めての方でも安心してご利用ください。

□まとめ

谷板金は、屋根の重要な構造部材であり、雨漏りしやすい場所でもあります。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、雨漏りを防ぎ、安心して住み続けられるようにしましょう。
当社ではメンテナンスも実施しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。