大切なマイホームを守るためには、日々のメンテナンスはもちろんのこと、万が一の火災に備えておくことも重要です。
火災保険の見直しを考えている方もいるかもしれませんが、実は外壁塗装にも火災に強い塗料があるのをご存知ですか。
今回は、外壁塗装における防火塗料の種類やメリット・デメリットについて解説し、安全で安心できる住環境を実現するためのヒントをご紹介します。

□外壁塗装の防火・耐火塗料とは?

外壁塗装で用いられる防火塗料は、火災発生時に建物の延焼を防ぎ、大切な家族や財産を守るための重要な役割を担います。

では、具体的にどのような仕組みで火災から守ってくれるのでしょうか。

1: 火災発生時の延焼防止
防火塗料は、火災発生時に塗膜が膨張したり、不燃性ガスを発生したりすることで、火の広がりを抑制します。

2: 耐火塗料との違い
耐火塗料は、主に鉄骨などの構造材を高温から保護するために使用されます。
一方、防火塗料は木造や軽量鉄骨造など、一般住宅の壁や屋根に広く用いられる可燃性の建材を対象としています。
つまり、防火塗料は私たちが住む家の安全を守るための塗料なのです。

□防火塗料の種類とメリット・デメリット

防火塗料には、大きく分けて発泡形と非発泡形の2種類があります。

それぞれの特性やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

1: 発泡形防火塗料
発泡形防火塗料は、火災発生時に塗膜が膨張し、スポンジ状の炭素膜を形成することで、熱の伝導を遅らせます。

火災時の延焼防止効果が高い、木材などの可燃性素材に適している、施工が比較的容易であることがメリットです。

一方、デメリットとしては、耐久性が低い、外壁の意匠性を損なう可能性があることが挙げられます。

2: 非発泡形防火塗料
非発泡形防火塗料は、発泡形と比べて塗膜が膨張せず、難燃性や不燃性の効果を発揮します。

難燃性塗料は、火が燃え広がるのを遅らせる効果があり、自己消火機能を持つことが特徴です。
また、施工が容易です。

不燃性塗料は、火が燃えない効果があり、耐熱性に優れています。
耐久性が高いことも特徴です。

3: 防火塗料を選ぶ際のポイント
防火塗料を選ぶ際には、建物の構造や素材、必要な防火性能、予算、外壁の意匠性を考慮しましょう。

□まとめ

外壁塗装における防火塗料は、火災から大切な家族や財産を守るための有効な手段です。
発泡形と非発泡形、それぞれ特性やメリット・デメリットがありますので、建物の構造や素材、予算などを考慮して最適な塗料を選ぶことが重要です。
防火塗料の導入は、安心安全な住環境を実現するための第一歩と言えるでしょう。

埼玉県熊谷市・行田市周辺エリアで防火塗料について検討している方は、是非一度当社にご相談ください。