洋瓦は、その美しい見た目と耐久性から、多くの住宅に採用されています。
しかし、洋瓦にも様々な種類があり、それぞれ特徴や寿命が異なります。
また、適切なメンテナンスを行うことで、洋瓦は長持ちします。
この記事では、洋瓦の種類別の特徴、寿命、メンテナンス方法、選び方のポイントを解説します。

□洋瓦の種類と特徴

洋瓦は、形状と素材によって様々な種類があり、それぞれ特徴や寿命が異なります。
形状では「S型」「F型」「M型」の3種類、素材では「粘土」「セメント」「コンクリート」「金属」の4種類に分けられます。
それぞれのメリット・デメリットを理解することで、最適な洋瓦を選ぶことができます。

1: 洋瓦の形状
洋瓦の形状は、大きく分けて「S型」「F型」「M型」の3種類があります。
S型は、断面が「S」字型をした瓦で、スパニッシュ瓦とも呼ばれます。
F型は、断面が平らな瓦で、平板瓦とも呼ばれます。
M型は、断面が「M」字型をした瓦で、ふた山瓦とも呼ばれます。

2: S型の特徴
S型は、凹凸が大きく、立体感や高級感があります。
洋風建築に良く合います。
高級感がある、デザイン性が高いというメリットがある一方、施工が難しく、費用がかかる、耐震性が低いというデメリットもあります。

3: F型の特徴
F型は、凹凸が少なく、平らな形状をしているため、和風建築やモダン建築にも良く合います。
施工が容易で、費用を抑えられる、耐震性が高いというメリットがありますが、デザイン性が低いというデメリットもあります。

4: M型の特徴
M型は、S型とF型の両方の特徴を兼ね備えており、和洋折衷の建築にも良く合います。
軽量で耐震性に優れている、デザイン性が高いことがメリットとして挙げられます。
しかし、S型と比較すると、施工が難しいというデメリットもあります。

5: 洋瓦の素材
洋瓦の素材は、主に以下の4種類に分けられます。
・ 粘土瓦
・ セメント瓦
・ コンクリート瓦
・ 金属瓦

6: 粘土瓦の特徴
粘土瓦は、耐用年数が長く、断熱性にも優れています。
耐久性が高い、断熱性に優れていることがメリットですが、施工費用が高いというデメリットもあります。

7: セメント瓦の特徴
セメント瓦は、粘土瓦に比べて安価ですが、耐用年数は短く、定期的な塗装が必要です。
価格が安いことがメリットですが、耐久性が低い、定期的な塗装が必要であることに注意が必要です。

8: コンクリート瓦の特徴
コンクリート瓦は、セメント瓦に比べて強度が高いですが、重量が重いため、耐震性に劣ります。
強度が高いことがメリットですが、重量が重い、耐震性が低いことがデメリットです。

9: 金属瓦の特徴
金属瓦は、軽量で耐震性、防水性に優れていますが、サビに弱いため、定期的なメンテナンスが必要です。

□洋瓦のメンテナンス

洋瓦は、適切なメンテナンスを行うことで、長持ちさせられます。
一般的に10年~20年に1回程度の点検と、必要に応じて修繕を行うのがおすすめです。
瓦の割れやズレ、漆喰の劣化など、劣化症状が見られた場合は、早めに専門会社に相談しましょう。

1: メンテナンスの周期
洋瓦のメンテナンスは、一般的に10年~20年に1回程度が目安です。
施工から20年以上が経過している場合は、不具合が発生する確率が高くなるため、定期的な専門会社による点検と修繕が不可欠です。

2: 劣化症状の警戒
洋瓦にも、様々な劣化症状が見られます。
・ 瓦の割れやズレ
・ 漆喰の劣化
・ 雨漏り

3: 劣化症状が見られた場合の対処
劣化症状が見られた場合は、放置せずに、早めに専門会社に相談しましょう。
瓦の割れやズレは、そのままにしておくと、雨漏りの原因になることがあります。
漆喰の劣化は、瓦の固定が弱くなる原因になります。
雨漏りは、放置すると、建物内部に大きな被害をもたらす可能性があります。

□まとめ

洋瓦は、種類によって特徴や寿命が異なります。
また、適切なメンテナンスを行うことで、長持ちさせられます。
洋瓦を選ぶ際には、自分の家の構造や予算、デザインなどを考慮して、最適な洋瓦を選びましょう。
そして、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、長く快適に過ごすことができます。

埼玉県熊谷市・行田市周辺エリアで瓦について検討している方は、是非一度当社にご相談ください。