外壁塗装を検討している、または、間もなく外壁塗装工事を始める予定で、生活への影響が気になる家主のみなさま。
外壁塗装工事は、家の外観を美しく保つだけでなく、建物の寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
しかし、工事中は生活環境が変化し、不便を感じる場面も出てくるでしょう。
この記事では、外壁塗装工事中の生活環境の変化を具体的に解説することで、家主が事前に対策を立てられるようにします。
□外壁塗装工事中の生活環境の変化
外壁塗装工事中は、足場や養生シートが設置されることで、生活環境に様々な変化が起こります。
1:光が遮られる
足場が組まれ、さらに足場自体も飛散防止ネットで覆われるため、光が遮られて、室内が若干暗くなります。
ただし、飛散防止ネットはメッシュシートになっており、足場にも隙間があるため、部屋が真っ暗になるわけではありません。
しかし、窓の前が足場で塞がれたり、窓をシートで養生されたりすることで、多少の息苦しさを感じることは避けられません。
2:換気が難しくなる
足場とシートで家が囲まれることで、風も届きにくくなります。
さらに、塗装作業中は、窓やベランダなどが養生用のビニールシートで塞がれ、窓が開け閉めできなくなります。
換気が難しくなり、室内の空気が淀んでしまうため、こまめな換気を心がけるようにしましょう。
3:洗濯物が干せなくなる
ベランダの窓や床、手すりなども養生されるため、一時的にベランダに出入りできなくなり、洗濯物などを干せなくなります。
また、塗装工事中は、塗料が洗濯物に飛び散ったり、風で洗濯物が飛ばされて、塗装したばかりの壁に付着したりする恐れもあるため、業者から、洗濯物を干さないよう指示されることもあります。
4:エアコンが一時的に使用できなくなる
室外機がシートやカバーで完全に養生されるため、通気口が塞がれたり、室外機裏側の壁を塗装するために、一時的に室外機が取り外されたりして、エアコンが使用できなくなることがあります。
5:給湯器が一時的に使用できなくなる
室外機と同様に、屋外に設置されている給湯器も養生され、使用できなくなります。
□外壁塗装工事中の注意点
外壁塗装工事中は、生活環境の変化だけでなく、注意すべき点がいくつかあります。
事前に対策を講じることで、トラブルを防ぐことができます。
1:空き巣リスク
外壁塗装中は、家の中の様子が見えにくくなるため、空き巣犯にねらわれやすくなります。
戸締りをしっかり行い、防犯対策を強化しましょう。
2:騒音問題
足場の組み立てや解体時、高圧洗浄時、サビ落とし作業中、外壁塗装の作業中などは騒音が発生します。
事前に業者に騒音発生時間や対策について確認しておくと安心です。
3:高圧洗浄による水の浸入
高圧洗浄時に室内に水が浸入することがあります。
高圧洗浄を行う日は忘れず窓をしっかり閉めておくことが大切です。
□まとめ
外壁塗装工事中は、生活環境が変化し、不便を感じる場面も出てきます。
しかし、事前に対策を立てておくことで、快適に過ごすことができます。
光や換気、洗濯物干し、エアコンの使用など、事前に施工会社に確認し、対策を検討しておきましょう。
また、空き巣リスクや騒音問題、高圧洗浄による水の浸入など、注意すべき点も事前に理解しておくことで、トラブルを防ぐことができます。